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国際結婚には反対

内部統制の仕組みを勉強中

私は国際結婚にはネガティブな意見を持っています。もちろん個別ケースでは大賛成のものから大反対のものまであります。それでも全体論として一般化すると、積極的に国際結婚を選択することは避けた方がよいとの考え方です。

以前、「海外生活(22)駐妻・現地採用・ローカル妻」の記事で、海外生活における駐妻・現地採用・ローカル妻の対立関係をご紹介しました。

ここで私は、「海外生活は不安なものである」こと、「人間は何かに属しているという帰属感を求める存在である」こと、そして「自身の属するIdentity Group(民族)が他の民族より優れていると認識することで、更なる安定を得ることができる」ことを対立発生の根拠としました。

国際結婚の場合には、よりどころにできるはずの帰属感のベースが非常に弱いのです。

私の住むシンガポールでも、シンガポール人男性と結婚される日本人女性がたくさんいらっしゃいます。幸せな方、不幸せな方様々ですが、私が結婚を留まった方がいいですよとアドバイスするのは、日本人女性がシンガポール人一般を嫌っているケースです。

本人は彼氏がシンガポール人とは理解していても、彼は自分の嫌いなシンガポール人とは明らかに違うと認識しています。現時点のご本人の認識について議論するつもりはありませんが、将来に渡ってこの認識バランスが維持できるか否かは全くの別問題です。

ある日突然、大好きな彼が大嫌いなシンガポール人と同類に見えてくるかもしれません。これまでの夫婦という帰属感が崩れ去る瞬間です。

街の中で日本人を見かけた際、感じるのは帰属感ですか、疎外感ですか。

立場が非常に不安定になります。この不安定感は対立や現実逃避の原因になりうると思うのです。

また、東京都新宿区高田馬場のマンションで孫継祖ちゃん(5)が突き落とされた事件で読売新聞に次のような記事が載っていました。

観護措置中の中学2年の少女(13)は、約3年前まで暮らしていた東南アジアの小学校で、教師や同級生に「戦争で日本人にひどい目にあった」などと言われて、暴行やいじめを頻繁に受けていたことが26日、わかった。

帰国後の小学校では反対に、少女は教師を殴り、動物を傷つけるようになった。心に傷を抱えて帰国した少女が発するサインに、周りの大人たちは気付きながらも、手を差し伸べることはできなかった。

関係者によると、少女は日本で生まれ、国籍も日本にあるが、1歳の時、家庭の事情で、母親の出身地の東南アジアの国に母親と2人で移り住んだ。

現地の小学校に入学したが、入学当初から、泣きながら帰宅することが多く、顔や体にあざを作って帰ってくることもしばしばあったという。

事件と中学2年の少女の過去との関連はわかりませんが、彼女も帰属意識が非常に不安定な状況下にいたのではないかと思います。

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