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海外で働く(12)「キレル」ではなく「切れる」日本人

内部統制の仕組みを勉強中

日本から新たにシンガポールに赴任された方はあらゆる局面で葛藤にさらされます。そして、「日本ではこんなことはありえない」と怒りを顕わにする瞬間を私は何度も見ています。

怒りたい気持ちは理解しますが、「日本では」の部分をそのまま口に出してしまうのはいかがなことかと思います。

逆に、あなたが日本で働いていたとして、米国人の上司から「アメリカではこんなことはありえない」と言われたらどう感じますか。

私なら、一気に引いてしまいます。まず言いたくなるのが、「ここはあんたの国じゃないよ」。次が「だからどうしたのさ」。怒りに到った経緯がいかに的を得ていたとしても、「日本では」の一言を口にした途端、「どうせ私はあんたとは違うのよ」のメッセージを強烈に送り出してしまいます。

そもそも論として、「日本ではこんなことはありえない」と言い切ることにどれだけの自信がありますか。

日本だって結構驚かされる国です。毎日日本の色々な不思議な事件がシンガポールでも報道されています。あなたの「日本ではこんなことはありえない」に現地人には説得力はありません。

また、あなたが初めて就職した時、信じられないようなミスをした記憶はありませんか?その後も毎年毎年いろんなことが起きたはずです。それらと同じレベルではありませんか?それに加えシンガポールに赴任してあなたのJob Scopeは拡大している事と思いますが、守備範囲が広くなれば、それだけ耳に入ってくる確率も増えます。

もっと言うと「日本ではこんなことはありえない」とは、あなたが経験不足だけだったかもしれません。

ここまで書くと、いやそんなことはないと反論をお持ちの方も少なからずいらっしゃるのではと思います。でも、だからといって怒りをぶつけるべきか否かもう一度考えてください。正面から怒りをぶつけるよりももっと適切なアクションがあるかもしれません。

「キレル」日本人ではなく「切れる」日本人になりたいです。

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