なぜ、この人たちは金持ちになったのか
内部統制の仕組みを勉強中この本は副題に「億万長者が教える成功の秘訣」とありますが、どちらかといえば「普通の人が億万長者になる秘訣」が書かれた本です。
ロバートキヨサキの著書が、賢い投資家になるための仕組みつくりを強調するのに対し、この本はリスクをとって事業をすることによる資産形成を勧めています。
最初に「普通の人が金持ち」と書きましたが、著者は「天才・秀才は金持ちになれない」とまで言い切っています。有名大学を卒業した天才・秀才だからといって期待されるほど出世していないことや、その一方で、中学生ぐらいの頃の「普通の人」が会社社長として資産家となっている例は、皆さんの経験でもいくつかはご存知かと思います。
著者の提案する金持ちの条件は非常にシンプルです。
- 誠実-誰に対しても正直であること
- 自己鍛錬-自分で自分をコントロールすること
- 社会性-人とうまくやっていくこと
- 配偶者の支えがあること
- 勤勉-普通のひとより一生懸命働くこと
その他にも、投資(買い物)をする時は、一時点の支出額ではなく保有期間中のトータルな支出額をベースに投資先を選定すべきであること、「何でも自分でやる」ことは倹約ではなくお金を生み出すことに貢献しないのであれば、外部のサービスにお金を払って利用することなどを推奨しています。
経営学でのキャッシュフロー経営とコアビジネスへの経営資源の集中を個人に当てはめる方法をわかりやすく説明している本と言えるでしょう。
「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」は、カリスマ的な金持ちが書いた本ではありません。緻密なアンケート調査により浮かび上がった意外な億万長者の姿を解き明かした本です。
2001年5月の発刊で少し古い本ですが、起業を目指す方が増えている現在、もう一度手にとって見るべき良著と言えます。
なぜ、この人たちは金持ちになったのか - 億万長者が教える成功の秘訣




