決定学の法則
内部統制の仕組みを勉強中失敗学
の権威・畑村洋太郎氏が、今度は「決定学」に進出しました。「決定学」とは人がモノを決めるときの思考の経路を明らかにして、よりよい決定のあり方を探る学問のことであると同氏は定義しています。
著者の決定学
「決定には迷いがつきものであり、これを超えることで初めて決定することができます。」そして、この「迷いは完全になくすことはできないが、学習・訓練・経験により山を低くすることは可能」であるとあると説明しています。
特に、何かを決定するときには、人はその決定の理由・裏づけを必要としますが、「きちんとした決定をすることができる人は、条件が不足していることを自覚しながら」きちんと決めています。
判断を求めるとき・求められたとき、全てが準備万端でなくてはアクションを起こせないことがありますが、準備万端であることを期待する代わりに、不足している条件を認識することでよい決定を下そうとするものです。
かつ、「裏づけとなりうる条件が不足する場合には、「目標を持つこと」「決定の一般則」を持つことが有効」であると提唱しています。
つまり、未知の問題を解決するための普遍的なアプローチ法を身につけなさいということだと思います。
著者の文章を読んで面白いと思うのは、どれも上手く心の状態を学問的に紹介していることです。さすが、失敗を「失敗学」として学問の領域として認知させた著者ならではの力かと思います。
面倒臭い(めんどうくさい)
決定する(著者は心理ポテンシャルを超えると表現)にはエネルギーが必要になりますが、活性化していない脳を無理やり動かして思考すれば多量のエネルギーが消費される。それをしたくないという状態。
優柔不断(ゆじゅうふだん)
躊躇の中でも、決断の後に生じる事態の把握と、それに対する心構えの不足のために躊躇している状態。
失敗学は私も読みました。この本も来月の購入リストに加えたいと思います。
【ネタ元】
プレジデント2004年4月12日号




