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シンガポールの競争力は本物か?

内部統制の仕組みを勉強中

シンガポールが中古車輸出の拡大を狙っているそうです。昨年は6万台中古車を輸出実績があり、過去5年間では30万台にも上るそうです。

そもそも、シンガポールは国土も小さく人口も少ない国です。自動車には高い税金がかけられ、日本のベンツのお金を払ってようやっとカローラが買えるといわれています。

直近の調査ではシンガポールの自動車登録台数は40万5千台程度ですので、その中から5年間で30万台もの中古車が輸出されるということは非常に高い回転率であることがわかると思います。

東南アジア諸国では、ポンコツ車が現役として、真っ黒な排気ガスを吐きながら走っている姿を頻繁に見かけますが、ここシンガポールは自動車登録台数の70%が販売後5年以内の車だそうです。

ご存知の通り、シンガポールは道路環境に恵まれた土地で、通常の車道は全てアスファルトできれいに舗装が施されており、且つ十分な車線数が確保されているため、朝・夕にごく限定された場所で渋滞が発生する以外は快適なドライビングが楽しめます。

また、日本のように渋滞下をアクセルをふかしながら急発進・急停車を繰り返す運転とは異なります。

そのため、シンガポールの中古車のコンディションは比較的良好かと思われます。

(ただ、日本人で会社支給ではなく、自己資金で自動車を購入する方は5年超の車を入手するケースが多いので、比較的トラブルが多くなります。)

現在のところ中古車の輸出市場では日本と中東のドバイが有名だそうでして、日本は年間140万台、ドバイは年間10万台の輸出実績があります。その多くがネットオークションを経由した販売です。そのため、海外のバイヤーは輸出国を訪れることなく契約を完了することができます。

ビジネスモデルがネットオークションであれば、小国シンガポールにも大きくチャンスが広がります。車の保存状態がよく高品質とのブランドイメージを確立させ、英語でのサポート体制が可能であること、国としてのITインフラが整備されていること、電子商取引の法整備が進んでいること等々を前面に出せば結構いいところまでいけるのではないかと思います。

さらにこの国のすごいところは、多民族国家の強みを活かし、どんどん外国の中に入っていけるところです。中国人は中国人ネットワークを使いますが、シンガポール人に人種は関係ありません。

日本でもシンガポール系企業が港湾やホテル、オフィスビルなどに積極投資をしていますが、当地ではこの他にもシンガポール政府系企業がタイやインドネシア・韓国・香港の金融機関に投資をしているというニュースがよく報道されています。

シンガポールは世界競争力ランキングでも米国に次ぐ第2位を確保しています。しかし、これまでその競争力を実感する機会には恵まれませんでした。それどころか、逆に中国マーケットの台頭により産業の空洞化、地位の低下が懸念されていました。

一方、昨今のこの国の積極的な海外投資動向並びにそれをサポートする国の通貨政策を見ていると、ついにライオンの国が牙をむき始めたかとも思えます。

今年のシンガポール政府のテーマは『吼えるシンガポールです』。

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