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海外で働く(8)海外就職面接のテクニック

内部統制の仕組みを勉強中

今日から何人かの新しいスタッフが私の会社に入社しました。当社は通年採用ですので、特に採用が多い時期というのは存在しないのですが、今日はたまたま偶然が重なったのでしょう。

海外拠点の採用方法で最も日本と異なるのは、実際に勤務する担当部署の長が最終的な採用権限を持っていることです。日本では、人事部任せで各部署は大まかな要望を人事部に伝えるだけでしょう。

という訳で、私も自分の課の採用には責任を持たなくてはなりません。面接時には自分で業務内容を説明して、質問に答え、応募者を選別しなくてはなりません。丁度、私の課も退職者が相次いだ直後ですので、先週は採用面接で大忙しでした。

ご参考までに私の採用方針をご紹介します。海外だからといって何か特殊な訳ではございません。極めてスタンダードです。

  • あまりに自己主張が強い人は×。自己実現を強調しすぎるのも印象が悪い。
  • 話をしていて楽しくなる人、元気な人は○
  • 面接の中で、私の意見にNoと言わずに自分の意見を展開できた人は◎

    意外と単純です。いずれにしても、社長直々の面接でなければ、採用する側の面接官も雇われの身であるということは意識すべきと思います。つまり、後ほど上司等から採用の理由を聞かれた時に、明確に理由が述べられる人でなければ、如何に優秀であろうとも採用はできません。

    【採用を決めるキーワード】
    面接官が次の説明ができるように印象付ける。

    ○○さんは、XXだけど△△である。だから採用したい。

    ご参考までに、昨年私が採用した現地社員女性の採用理由をご紹介します。上司に私が報告した内容です。

    ○○さんは、学校の成績は平均値。ここまで人並みな成績票は見たことがありません。でも、面接してみてみて、びっくり。履歴書と実物が全然違います。人間化粧をするとここまで変るのかと驚きました。私が言っているのではなく、同席した女性がそういうのですから間違いないでしょう。

    英語は癖がなく綺麗ですね。日本人英語にも慣れていて、面談中、私の質問を聞きなおすこともほとんどありませんでした。彼女なら日本人相手の商売も上手くこなすことができそうです。

    名前も、短くて覚えやすいです。タイ人やインド人の名前は親しみがない上に、すっごく長くて大変です。それに比べればずっとましです。

    もちろん、業務知識はほとんどありませんが、若いですし教えれば何とかなりそうです。この給与水準でそれほど多くを期待することは不可能です。

    相応の仕事+アルファができる人材としては、合格点と思いますが採用していいですか?

    上司からは、ふたつ返事で「進行可」の回答をもらえました

    彼女は、もっと沢山のアピールポイントがあって、私も是非採用したいと感じさせてくれる素敵な女性でした。でも、そんな美辞麗句を並べるよりも、しっかりとした説明のストーリーを作り上げて、上司が思わず「OK」と言いたくなるような状況を作ることが大切です。言い換えると「OK」ではなく、「あいつがほしいというんだったら、まあ、いっか。」の一言で十分なのです。

    この「まあ、いっか」を面接官が上司から引き出すためのサポート情報を面接時に印象付けることができれば、応募者の勝利は間違いありません。

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