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海外で働く(7)危機管理-最初の10分の戦略

内部統制の仕組みを勉強中

我流ですが、 “1st 10 Minutes Strategy” と呼ぶことにしました。

只今、私のいる海外拠点の危機管理マニュアルをアップデートしようとしています。

丁度、西暦2000年問題のころから、企業の様々なリスクに対する対応が強化され、さらに9.11事件を契機にテロ活動による危険が増大する中、危機管理マニュアルの重要性はますます高まっています。

当課に異動になる前から気になっていたのですが、非常時の避難ルールはあるのですが、避難前にすべきこと、持ち出す物品リスト等々が多岐に渡っておりとても非現実的に見えて仕方がなかったのです。

人命第一とか言っておきながら、こんなものをまじめにやっていたら人命どころか、死への道をまっしぐらです。

そこで、 “1st 10 Minutes Strategy” なのです。通常、高層ビルで避難勧告が出されるときは、まず最初に警報が鳴ります。その後に、”We are investigating the situation now.(状況を調査しています)”というアナウンスが流れ、実際の避難勧告となります。ところがたいていの場合、最初の警報から、避難指示まで10分程度を要する場合がほとんどです。

これまでは、その10分間は、『避難することもありますので心して待ちなさい』という時間だったので、「何もしない」がルールでした。確かに、多くの場合、警報は誤作動の場合が多いので、最も現実的な対応であったのかもしれません。ただ、実際に「避難しろ」の掛け声が出されてから準備をしろといわれても、できるんじゃありません。

そこで、警報がなってから、10分間でやれること・やらなくてはならないことを紙に書いてリストアップさせようと思っています。10分間という時間制限がつくことで、計画がより現実的なものになるはずです。

さらに、オペレーションををバックアップサイトに移動させた時に、なにがあって、なにがないのか、被災地でなにをしておかなければバックアップサイトが立ち上がらないのか等を真剣に考えることができます。

時間も資源も無制限であるがごとく『美しい対応』を想定している危機管理マニュアルが大多数であることはご存知の通りです。 “1st 10 Minutes Strategy” では、なんせ10分しか猶予がないのですから、できることは限られています。だから、実行性の高い計画ができます。

ところで、これって人生にも適用可能な普遍的なルールかもしれませんね。「私はあと5年しか生きられない、その中でなにをするか」とか色々応用できます。

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