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海外で働く(3)リズムのあるマネジメント

内部統制の仕組みを勉強中

退職者が出た後の課の運営を任され1週間が経過しました。課長はまだ私の隣に座っていますので、引継ぎ期間中というのが正しいのかもしれません。但し、彼は残務整理に追われると同時に、良くわからない来客が何人か来ております。いずれにしても既に課長としては機能不全の状態に陥っています。

定例的な業務の分析は、前々回に記載した通り完了しました、プロジェクトベースのものはオンゴーイングですので、徐々に覚えていこうと思っています。その一方で、数年前に私が経験したような、大量退職者が発生する事態はなんとしてでも回避しなくてはなりません。

前々回記事:アジア海外駐在員便利帳: 海外実践経営論(1)組織の課題・運営手法を分析

今週はとにかく課の人間に声かけをすることに注意を払いました。「おはよう」「ランチはもう食べた?」「眠いよね」「なにか手伝えることある?」と暇さえあれば話かけるようにしました。

また、私の近くを日本人駐在員が通る度に声をかけました。実は、彼ら日本人駐在員にはさびしいので遊びに来てほしいと事前に仕込んであります。何をしているかというと、周りの現地社員に自分がいろんな人に影響力のある人間であることを見せつけようとしています。所詮日本語は現地社員には理解できませんから、楽しそうに雑談を「外来語」を使わないようにする訳です。

英語での打ち合わせも少人数であれば会議室は使わず、できるだけ課員の前で打ち合わせの様子を公開します。聞き耳を立てている訳ではなくとも内容は筒抜けですから、後から説明する手間が省けますし、会議の中で私がどのように振舞っているのか、間接的なOJTのような形で見せることができます。課員は自分の仕事を継続していますので、会議に出席したからといって、仕事の成果が下がるわけではありません。それに、自分の課内というホームゲームは議論を私の思う方向に引っ張りやすい傾向があります。勝利の方程式ですね。

更に、既存業務を否定しないように心がけました。私は外から来た「よそ者」ですので、色々と気になる個所があります。でも、おかしいと思った際には、「おかしい」という意見表明はしても、必ず「今のままの方がいいか」と聞いて「イエス」という返事があれば、「よっしゃ、じゃあ今のままで行こう」と直ぐに相手の意見に乗ってしまうようにしました。

まずは、人間関係を作ること、そして誰がこの課のリーダーなのか見せつけること、ツーといえばカーと帰ってくるスピード感を見せること、一言でいうと新しいリズムを課内に醸成することに全力を尽くしました。

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