海外で働く(2)モラルダウンに起因する退職者急増懸念
内部統制の仕組みを勉強中一旦退職者が出ると、驚きと変化に不安を覚える従業員がにわかに動き出します。
詳しい説明をする前に、もう一度私の課の状況を整理します。
課員-6名(現地社員5名+日本人駐在員1名)
現地社員退職者-2名(課長1名、副課長(2名の内)1名)
前回の『海外実践経営論(1)組織の課題・運営手法を分析』でもご紹介しましたが、課内の実態を理解するために、定例的作業のリスト化を図ると共に、全員とインタビューを実施しました。
やはり、心配していた通り、短期間に2人のキーパーソンが退職することに起因する「モラルダウン」の声が全員から聞こえてきました。退職する側は既に次の仕事が決定済みですので終日ニコニコしていますし、周りからおめでとうの電話がひっきりなしです。ランチも名残を惜しむ同僚とのアポイントで一杯です。指導者がこのように浮ついていると課内が指導者欠如の状態になりますので毎日の人心掌握が手薄になりがちになり、問題への適切な対処ができにくくなります。
実は同じような経験を○年ほど前に経験しておりまして、その時の状況は次のようなものでした。
当時、私は事務処理担当の部署におりました。25人程度の大きな課です。退職者を出したのは最下層のクラークレベルの女性だったのですが、彼女の退職理由が「これ以上のマニュアル仕事はやりたくない。他の同業社と比較してうちの会社は機械化が遅れすぎ」というものでした。
人員削減の圧力がありますので、退職者の担当していた仕事は他の課員で補うことにしました。ところが今度は仕事を引き継いだ彼女が、「人間関係」を理由に退職したいといい始めました。また、他の人に仕事を移しました。そうすると、またもや退職したいとの申し出。今度の理由は「この仕事は縁起が悪い」でした。もう「勝手にしろ!」と怒鳴りたい気分です。
結局、この退職の波が収まったのは4ヵ月後で、当初25人いた課員は18人に減りました。その内、入社後半年以内の経験しかない従業員が半数も占めていました。さすがにこの時は私もめげました。
でもこの経験が今回の危機に生かせそうです。




コメント
うわぁ、リアルですねぇ。普通こういう時は、他(他課または他社)から現地人のトップ引っ張ってきて引き締めるんじゃないですか?駐在員に、それも人事権もお手当てwも与えないで「○投げ」しますかねぇ。
上海近郊の日系独資縫製工場がドタバタしちゃって、本社社長が毎月300万近くハンドキャリーwしなきゃならんような断末魔に、ひょんなことからニョウボが相談受け丁度閑してた上の兄に頼んで総経理になってもらいました。昨年3月くらいでしたかね。私が夏行ったときはもう「それ」不要だったですね。少し黒字が出てました。
特に大陸は、豪(強)腕要るみたいですね。しかしその兄貴も上海単身赴任でたいへんですわ。妹の頼みだからやってるようですけどw。
投稿者: shibu | 2004年04月22日 05:45
アメリカはイーストコーストにお住まいのtwiggyさんのブログ
http://twiggy.jugem.cc/?eid=334
でも産休の苦しみが記載されていました。こちらも参考になります。
投稿者: ダンディー | 2004年04月22日 07:35
ダンディーさんはじめまして。Twiggyです。トラックバックどうもありがとうございました。
私も、去年社内30パーセントリストラ後の人員退職ドミノ倒しの苦労を味わいました。リストラの際、会社は補てん用員のことを考えずギリギリまでカットしたために、その後はどの人材が去っても仕事に大きな影響が出ます。しかし、残った者はひたすら乗り切るしかないんですよね。
投稿者: Twiggy | 2004年04月22日 07:48