昨日、日系の転職斡旋業者主催のキャリアセミナーに参加しました。小1時間程度東京から来た出張者との面談で情報交換をしました。
正直、今の時点で私は転職を真剣に考えているわけではありません。ただ日本を離れて相当期間経っているので、日本の転職市場がどのような状態なのか知りたかった。且つ、もしいい案件があるのならば考えてもいいのではとのスタンスでした。
あまり思いつめてまず転職ありきと考えてしまうと、自分を安売りしてしまう可能性があるので、それはどうしても避けたかったのです。
しかし、これを最初にコンサルタントに伝えたのは失敗だったかもしれません。こいつは本気じゃないと取られてしまいました。一方でそのおかげで、コンサルタントの本音も聞くことができました。
海外駐在員相手の転職斡旋というのはとても難しいそうです。そもそも、駐在期間中の待遇が良いので要求水準が高い。且つ、採用面接は日本で行われるので面接時には日本に帰国してもらわなくてはならないがその調整がなかなかつかないそうです。
この業界は人を一人紹介することで、採用になった応募者の年収の10-30%が斡旋業者の収入となるそうです。間接費等々を勘案すると月間10人から20人の紹介を成立させないと商売として成り立たないそうです。とすると、海外駐在員相手の転職斡旋は手間ばかり掛かって実りが少ないというのも理屈に合います。
でも、アジアに来て駐在員以外のマーケットというと、現地採用組みもしくは留学生になります。この層の年収はかなり低いですね。薄利多売の回転商売です。
全くの個人意見ですが、現役海外駐在員が日本の転職市場への参加障壁があるというのはとても経済的損失が大きいような気がしています。
経験値で言えば、海外駐在経験者は日本に帰国した1-2年後転職する可能性が急激に高まります。ただその頃には、日本の窮屈さに嫌気が差した後で、折角の海外で得た知識・経験は既に腐ってしまっている場合が多いような気がします。
それほど、駐在員の帰国後の処遇は悪いのです。海外で何十人の部下を持っている方も多いです。海外在住中は日本の部長より部下が多いのです。そこで経験できることは計り知れません。ところが日本に帰国すると課長どころか1担当者に格下げです。アシスタント一人つけてくれません。すねてしまう人も多いです。
一番理想的なのは、一番油がのっている駐在期間中に転職が可能になれば、日本に帰国してからも大活躍が可能なのではないかと思います。転職斡旋業者の方ご覧になられていたらご一考願います。(私の転職も何か良い案件がございましたらご紹介ください。)